水がもたらす筋肉への効果
皆さんこんにちは!
整体院 真です。
今回は「水がもたらす筋肉への作用」についてお話ししていきます。
水を飲むことは筋肉に対して多くの重要な効果をもたらします。筋肉の健康やパフォーマンスに水がどのように関与しているかを詳しく説明します。
1. 筋肉の収縮を助ける
筋肉は、適切に収縮して動作するために電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)を必要とします。これらの電解質は水を介して体内を循環しています。水分が不足すると、電解質のバランスが崩れ、筋肉の収縮やリラックスがスムーズに行えなくなります。これにより、筋肉のけいれんやけがのリスクが高まります。
2. 筋肉のパフォーマンス向上
運動中、体温が上がると汗をかくことで水分が失われます。この水分が補給されないままだと、血液の循環が悪くなり、筋肉への酸素や栄養の供給が減少します。その結果、筋肉は疲労しやすくなり、持久力やパフォーマンスが低下します。水分をしっかり摂取することで、血液の流れが良好に保たれ、筋肉が十分なエネルギーを得られ、長時間の運動やトレーニングでも高いパフォーマンスを維持できます。
3. 筋肉の回復をサポート
トレーニング後は筋肉に微細な損傷が生じますが、これを修復する過程で水が重要な役割を果たします。水分が十分にあると、栄養素や酸素が筋肉にスムーズに供給され、損傷した筋繊維が効率的に修復されます。水分不足の場合、筋肉の回復が遅れ、筋肉痛が長引いたり、次のトレーニングに悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
4. 筋肉の成長を促進
筋肉の成長(筋肥大)は、栄養素やアミノ酸が筋肉細胞に取り込まれることで進行しますが、これも水分が大きく関与しています。水分が十分にあることで、筋肉細胞内の代謝プロセスが活性化され、タンパク質合成が促進されます。結果として、筋肉が効果的に成長し、強化されます。
5. 筋肉の柔軟性とケガ予防
筋肉がしっかりと水分を保持していると、柔軟性が向上し、スムーズに動かすことができます。水分が不足すると筋肉は硬くなり、ストレッチや運動中に傷つきやすくなります。水を十分に飲むことで、筋肉や関節の柔軟性を保ち、ケガのリスクを低減することができます。
6. 筋肉の燃料であるグリコーゲンの効率的な利用
グリコーゲンは筋肉のエネルギー源ですが、水分と結びつくことで筋肉に貯蔵されます。水分が不足していると、グリコーゲンの貯蔵や利用が効率的に行えなくなり、運動中に疲労しやすくなります。水を適切に摂取することで、エネルギーが効率的に供給され、運動の持続力が向上します。
7. 乳酸の蓄積を防ぐ
筋肉が激しい運動を行うと、エネルギーを生産する過程で乳酸が生成されます。乳酸が筋肉に蓄積すると、疲労感や筋肉痛を引き起こすことがありますが、水を飲むことでこれがスムーズに代謝され、排出されます。水分が十分にあれば、運動後の乳酸の蓄積を減らし、筋肉の疲労回復が早まります。
まとめ
水は筋肉に対して多面的に影響を与え、適切に飲むことで以下の効果が期待できます。
・筋肉の収縮とリラックスを助ける
・ パフォーマンスを向上させ、疲労を軽減する
・ 筋肉の回復と成長を促進する
・筋肉の柔軟性を保ち、ケガの予防に寄与する
・ エネルギー源の利用を効率化し、運動後の回復をサポートする
当院では、来られた患者様に水を普段から摂取しているかお聞きします。
身体の不調を回復させたり、早期に改善するには水が大切になってくるからです。
不調がある方は十分に摂取出来ていない方がほとんどです。
ではどれくらいの量を1日で摂取すれば良いのか、目安をお伝えしていきます。
体重1キロあたり約35mlと言われています。
体重50㎏の方は1.7リットル
60㎏の方は2.1リットル
70㎏の方は2.4リットルになります。
また、水分は食事からも多く摂取することができ
1日の摂取量の半分を食事から摂ることができます。
参考にしてみて下さい。
計算が苦手であれば『必要水分量・蒸発水分量』で検索すれば簡単に1日の摂取量を調べることができるのでぜひ、検索してみて下さい。