整体院と整骨院の違いについて
「整体院」と「整骨院」はどちらも身体の不調を改善するための施設ですが、それぞれ異なる目的や治療法、施術者の資格があり、適用される症状や保険制度にも違いがあります。
1. 整体院
目的
整体院は、体の歪みや姿勢の乱れ、筋肉の緊張や疲労などを整えることを目的としています。日常生活や仕事、運動などで体に蓄積されたストレスや、慢性的な不調(肩こり、腰痛、頭痛など)に対応します。
施術内容
整体院では主に手技療法を用いて、骨格や筋肉、関節のバランスを整える施術が行われます。代表的な技術には次のようなものがあります
• 姿勢矯正: 骨盤や背骨の歪みを矯正し、体のバランスを改善します。
• 筋肉の調整: 筋肉のこわばりや緊張をほぐし、筋肉の柔軟性や可動域を回復させます。
• カイロプラクティックやオステオパシー: 特定の手技やテクニックを使って、骨格や神経の機能を改善する療法です。
施術者の資格
整体師は民間の資格を持っていることが一般的です。これは各種の整体スクールや教育機関で学び、修了した人が取得する資格であり、国家資格ではありません。そのため、施術の質や方法は施設や施術者によって大きく異なる場合があります。
保険適用
整体院での施術は、基本的にリラクゼーションや慢性の不調を対象としているため、健康保険は適用されません。施術費は全額自己負担となりますが、自由診療であるため、料金設定や施術内容は柔軟です。
適応症状
• 慢性的な肩こりや腰痛
• 猫背や姿勢の歪み
• 身体の疲労やストレス
• 全身のバランス調整
• 頭痛や眼精疲労などの慢性症状
2. 整骨院(接骨院)
目的
整骨院(接骨院)は、急性の怪我や外傷、特に骨や関節、筋肉に関する治療を専門にしています。整骨院で行われる治療は、柔道整復術と呼ばれ、外力によって生じた怪我(骨折、脱臼、捻挫、打撲など)に対する治療が主な目的です。
施術内容
整骨院では、主に物理療法や徒手療法が行われます。具体的な施術内容は次の通りです:
• 骨折や脱臼の整復: 骨がずれたり、外れたりした状態を手技で元の位置に戻します(医師の同意が必要)。
• 固定や包帯処置: 骨折や捻挫に対して、患部を固定するために包帯やギプスを使用します。
• マッサージや電気治療: 筋肉や関節の痛みを和らげるため、電気機器や手技によるマッサージが行われます。
• リハビリテーション: 怪我の回復を促進するための機能訓練や、関節可動域の回復を目的としたリハビリが行われます。
施術者の資格
整骨院で施術を行うのは「柔道整復師」と呼ばれる国家資格を持った専門家です。柔道整復師は、国家試験に合格し、怪我の診断・治療、リハビリテーションを行うための専門的な知識と技術を持っています。また、整骨院では診断を行うことはできませんが、特定の外傷に対しては柔道整復師が治療を施すことができます。
保険適用
整骨院では、急性の外傷や負傷に対しては健康保険が適用されることが多いです。ただし、慢性の肩こりや腰痛など、外傷によらない慢性的な症状については保険の適用外となるため、自己負担での治療となります。
適応症状
• 骨折や脱臼(医師の同意が必要)
• 捻挫や打撲
• 筋肉や関節の急性の痛み
• スポーツによる怪我
• 外傷後のリハビリ
主な違いのまとめ
整体院
目的: 身体の歪みや筋肉の緊張を整えて、慢性的な不調を改善する
施術内容: 姿勢矯正、筋肉調整、手技療法(カイロプラクティック、オステオパシーなど)
資格: 民間資格(整体師)
保険適用: 健康保険の適用なし
対象症状: 慢性的な肩こりや腰痛、疲労、ストレス、姿勢の歪み
整骨院
目的:骨や関節、筋肉の怪我や外傷を治療する
施術内容:骨折や脱臼の整復、固定、リハビリ、電気治療やマッサージ
資格:国家資格(柔道整復師)
保険適用:急性の外傷や負傷には健康保険が適用されることが多い
対象症状:骨折、脱臼、捻挫、打撲、筋肉や関節の外傷
このように、整体院は体全体のバランスや姿勢を整えるための施設であり、主に慢性的な体の不調に対応します。一方、整骨院は、怪我や外傷の治療に特化しており、柔道整復師による治療が行われます。どちらを選ぶかは、症状や目的によって判断することが大切です。
整体院 真では解剖学・生理学・運動学に精通している国家資格(柔道整復師)を有した施術者が身体の不調を施術していきます。
また、患者様一人ひとりにしっかり時間をかけて問診・検査を行い、原因追及をしていき施術を行っていきます。
今まで、病院や整骨院に通っても改善されなかったあなた!
整体院 真に一度ご相談ください。